4575 キャンバス 薫風かおる季節までには朗報か?

キャンバスのすい臓がん三次治療を目指している免疫着火剤CBP501 欧州でのPhase3開始を目指してEMA(当局)とのやり取りが続いているが 2025年に入ってプロトコルの詳細に関する照会が来ているなど前進中。

また、CBT005は、ペプチドを用いて正確にがんに到達するよう工夫しているTLR作動薬で、創薬の世界で注目されている分野PDCの一種である。TLR作動薬は、抗がん剤として注目されてはいるが、実例は、一部の特殊なケースを除いてない。なぜ、PDCにしたのか、その疑問に応えるキャンバス独自のノウハウを考えてみたい。レポートはこちら

4575 キャンバス 欧州へ活路を求める

キャンバスがすい臓がんを対象としたCBP501 のPh2試験で好成績をあげたことは既に昨秋のESMOで発表された通りでしたが、FDAはPh3へのステップアップを認めずPh2bの実施を要求しました。FDAによると3剤併用のなかで各剤の有効性を検証せよとのことでしたが、結局、FDAに認められたPh2bは3剤併用と医師選択治療群の2群比較でした。3剤併用の効果は認めるものの、各群9例だったので、もう少し症例を増やして結果を見たいというのが本音でしょうか???キャンバスはFDAの指示に従ってPh2bを行う準備をしつつも、欧州でPh3が出来る可能性を模索し、2027年の上市を目指します。欧州当局(EMA)への治験申請はあと2-3週間以内に提出し、その後、両者のやり取りがあって、年央には治験へのGoサイン(治験申請への承認)を得たい模様です。すると年内には最初の患者組み入れまで行けるかもしれません。レポートはこちら