食道がんを対象としたOBP-301の放射線併用療法に関するピボタル試験トップラインデータが公表されました。きわめて臨床的に意義のある結果と評価できると考えられます。次の焦点は、免疫チェックポイント阻害剤を保有する海外大手製薬会社との共同研究開発計画(胃がん・胃食道部接合がんの2ndLine)の確定と良好なトップラインデータが判明した食道がん放射線併用療法の国内販社との契約です。いずれもそう遠くない将来に浮上するものと期待しております。
4586 メドレックス リドカインテープ剤 年内再申請へ
メドレックスの現状をレポートにまとめました。残念ながら、リドカインテープ剤は9月に承認となりませんでしたが、年内にデータを再解析して再申請の予定です。他のパイプラインも、選択と集中の下、水面下で進行中です。次の注目ポイントは、チザニジンテープ剤のPh2デザイン公表かと思います。
4575 CanBas 今年の3大イベント
今年中に期待される3大イベントについて、レポートにまとめました。
4582 シンバイオ製薬の新しいBasic Reportを配信しました
4588 オンコリスバイオファーマ 商用生産工程確立は順調に進展
オンコリスバイオファーマの承認申請のための治験の結果は今秋発表予定。それよりも、細胞等製品の場合、商用製造工程確立がネックとなる場合がある。デリタクトの承認が2年程度遅れたり、サンバイオの製品も収率に問題があって承認が遅れている。オンコリスでは、6月に製造委託先のヘノジェン社に査察に行った模様で、その結果を取材した。また、この査察を受けて、製造工程の確立に自信を深めたオンコリスは、国内での流通体制整備に着手し、7月7日、そのための資金調達を発表した。オンコリスは、製薬の種を導出する企業から、最終製品の承認まで取得する製薬企業型事業モデルも兼ね備えたハイブリッド型事業モデルに転換しつつある。4575キャンバスも同様であるが、製薬企業型モデル(創薬パイプライン型)の方が、導出型よりも、リスクは大きいが、導出先のメガファーマの戦略により左右されることなく自社で開発をコントロールすることが出来て、またリターンも大きい。レポートはこちら
4591 リボミック 希少疾患ACHでの可能性と中国合弁会社設立の行方
4591 リボミックの中国合弁会社設立計画の行方に関する現状と課題、希少疾患であるACHでの可能性を考えてみました。reportはこちら
4575 キャンバス 創薬パイプライン型への転換
キャンバスがPh3に向けた資金調達を公表。これが意味するものは?
①事実上 POC確立
②創薬パイプライン型企業へのアップグレード
③Ph3の大まかなデザインと費用
すると、従来考えていたよりもPh3の費用は少なく、しかも承認まで自力開発の創薬パイプライン型企業となるため、パイプライン価値は500億円程度から700億円程度まで上方修正します。
レポートはこちら
メドレックス社 新しいBasicReport
ようやく長いトンネルを抜けて、リドカインテープ剤の承認が近づき、そのほかの開発も進捗する兆しが見えます。レポートはこちら
4575 キャンバス 新しいベーシックレポートを発行しました
キャンバスの歴史や全体像がわかるベーシックレポートを改訂しました。また、CBP501のパイプライン価値について、最新の情報をもとに試算しました。税前で約500億円の価値と試算されました。税率を40%と仮定すると、税引きでも300億円価値、ただしPh3を遂行するのに追加資金が必要です。
4588オンコリスバイオファーマ 新しいベーシックレポート
オンコリスバイオファーマの全体像がわかるベーシックレポートを改訂しました。レポートはこちら