オンコリスバイオファーマに関する新しいBasic Reportを発行しました。テロメライシンの先駆け指定下の新薬申請にむけた進捗の内容と神経変性疾患薬として期待されるOBP601のPh2aの状況に注目しています。
4575 キャンバス 欧州へ活路を求める
キャンバスがすい臓がんを対象としたCBP501 のPh2試験で好成績をあげたことは既に昨秋のESMOで発表された通りでしたが、FDAはPh3へのステップアップを認めずPh2bの実施を要求しました。FDAによると3剤併用のなかで各剤の有効性を検証せよとのことでしたが、結局、FDAに認められたPh2bは3剤併用と医師選択治療群の2群比較でした。3剤併用の効果は認めるものの、各群9例だったので、もう少し症例を増やして結果を見たいというのが本音でしょうか???キャンバスはFDAの指示に従ってPh2bを行う準備をしつつも、欧州でPh3が出来る可能性を模索し、2027年の上市を目指します。欧州当局(EMA)への治験申請はあと2-3週間以内に提出し、その後、両者のやり取りがあって、年央には治験へのGoサイン(治験申請への承認)を得たい模様です。すると年内には最初の患者組み入れまで行けるかもしれません。レポートはこちら