4574 キャンバス 臨床第3相試験入りの可能性高まる

9月20日に明らかになった臨床第2相試験の途中結果から、CBP501とオプジーボ、シスプラチンの3剤併用群のうち1つの群で、主要評価項目達成例が3例にななっただけでなく、部分奏効例も出現、さらに全生存期間中央値(m-OS)が過去の試験例と比較して大幅に改善されていることも判明。2剤併用群の一つでも、2例の主要評価項目達成例が出現しているが、m-OSは過去の例と違いはあまりない。従って、わざわざこの2剤併用群の追加試験(ステージ2)を行うことは倫理的に疑問がある。Reportはこちら

通常、すい臓がんでの2次治療以降における第3相試験の主要評価項目はm-OSとなると考えられるので、m-OSが大幅に改善された3剤併用群と医師選択治療群の2群比較で第3相試験がデザインされると考えるのが自然だと思われる。

4582シンバイオ製薬 四半期決算の分析とDLBCLを巡る新潮流

AnalystNetReport(4582SymBio)20211206JP

第3四半期決算の分析から、通期予想達成の蓋然性をチェックしました。また、近年、DLBCLを巡ってPolivy®のようなADC(抗体薬物複合体)やキムリア®のようなCAR-T療法が出現し、さらに現在ではBispecific T-cell Engagersが期待されているなか、トレアキシン®のポジションについて考えてみました。