オンコリスバイオファーマの承認申請のための治験の結果は今秋発表予定。それよりも、細胞等製品の場合、商用製造工程確立がネックとなる場合がある。デリタクトの承認が2年程度遅れたり、サンバイオの製品も収率に問題があって承認が遅れている。オンコリスでは、6月に製造委託先のヘノジェン社に査察に行った模様で、その結果を取材した。また、この査察を受けて、製造工程の確立に自信を深めたオンコリスは、国内での流通体制整備に着手し、7月7日、そのための資金調達を発表した。オンコリスは、製薬の種を導出する企業から、最終製品の承認まで取得する製薬企業型事業モデルも兼ね備えたハイブリッド型事業モデルに転換しつつある。4575キャンバスも同様であるが、製薬企業型モデル(創薬パイプライン型)の方が、導出型よりも、リスクは大きいが、導出先のメガファーマの戦略により左右されることなく自社で開発をコントロールすることが出来て、またリターンも大きい。レポートはこちら